訪問カウンセリング(ご本人・ご家族)についてご紹介します。
身体・精神症状により外出が難しいご本人や、介護で家を空けられないご家族などを対象に、心理士が訪問によるカウンセリングを行います。
外出することが難しいという理由により、これまで外部の相談機関でカウンセリングを受けられなかったご本人やそのご家族にご利用いただくためのサービスです。
【ご利用対象者の例】
がんや難病などの身体症状で外出が難しいご本人・そのご家族
外出が難しい精神症状をお抱えのご本人・そのご家族
ひきこもり状態が続いている方
不登校の状態が続いている方
仕事にいけない状態になっている方
ご家族の介護で外出が困難な方
乳幼児期のお子さまの育児で家を空けられない方 など
10年間ご自宅にてひきこもり状態が続いていた
Bさんの事例
Bさんは高校卒業後、就職しましたが仕事が続かずそれ以降は仕事をせず自室にひきこもってしまうようになりました。
同居していたご両親が外へ連れ出そうとしても外出できず、次第に家族内での会話も減っていきました。
その後、自室にて独り言を口にしたり、自室で暴れたりするようなことが増えたため、ご両親も対応に困り病院を受診するように本人に勧めましたが、やはり外出することが難しくそのまま自室でひきこもる状態が10年続いていました。
訪問カウンセリング(ご本人・ご家族)の特徴
ご自宅やご施設まで訪問いたします。
訪問カウンセリングを受けていただくにあたって、何か特別に準備していただくものはありません。誰かに話を聞いてもらいたいというお気持ちがあれば、ご自宅や施設まで心理士が訪問いたします。ご相談の形は、相談者さまの身体・精神症状に合わせて柔軟に対応いたします。例えば、症状により起き上がれない方につきましては、ベッドサイドでカウンセリングをすることも可能です。
※訪問カウンセリングを行う場所(原則個室)は、相談者さまがご用意してください。
※ご施設で訪問カウンセリングを利用する際は、施設長(施設管理者)の方の許可を得てください。
ご本人のペースに合わせます。
訪問カウンセリングでは、ご本人の身体的・心理的な状態に合わせてお話を伺います。心理的な課題について一歩踏み込んで考えるタイミングは人それぞれ違いますので、無理に話をしていただく必要はないと考えております。ご本人に相応しいタイミングで、ご自身らしさを失うことなく、心の整理をつけていただくためにも、最大限の配慮をいたします。
来談カウンセリングとの併用もできます。
身体的・心理的状態に合わせて当ステーションの来談カウンセリングを利用していただくこともできます。たとえば、ひきこもり状態が続いている方で、訪問カウンセリングを受ける中で状態が改善し、外出意欲が出てきた場合には、社会復帰を視野に入れて当ステーションまで来談いただき、カウンセリングを受けていただくこともできます。
訪問カウンセリング(ご本人・ご家族)の料金
①訪問カウンセリング料(50分)〔初回〕 | 10,000円(税込) |
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①訪問カウンセリング料(50分)〔継続〕 | 8,000円(税込) |
②訪問手数料(訪問にともなう出張料) | 下表を参照ください |
③交通費(駐車場代など) | 実費請求となります |
「②訪問手数料」について
往復20分圏内 | 2,000円(税込) |
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往復40分圏内 | 4,000円(税込) |
往復60分圏内 | 6,000円(税込) |
※「①訪問カウンセリング料」および「②訪問手数料」は税込での表記です。